先日、
直木賞に愛媛県出身の
天童荒太さんの「
悼む人」が選ばれたそうです。スポーツ雑誌以外、ほとんど活字読まない僕としては、天童さんの名前は知っていたものの、作品の内容や愛媛出身だったことは初耳でした。
そこで本日はちょっと彼についてちょっと調べてみましょう。
Wikipediaによると
天童 荒太(てんどう あらた、1960年5月8日 - )は、日本の小説家。本名は栗田教行(くりた のりゆき)。愛媛県出身。男性。愛媛県立松山北高等学校、明治大学文学部演劇学科卒業。
本名で投稿した「白の家族」が野性時代新人文学賞を受賞。「ZIPANG」「アジアンビート」など映画の脚本などを手がけた後に、天童荒太名義で小説を書く。 代表作にベストセラーとなり、よみうりテレビ制作で連続ドラマ化もされた『永遠の仔』など。『包帯クラブ』は2007年9月に映画公開(堤幸彦監督)、また、『孤独の歌声』は、2007年11月にWOWOWドラマW枠にて内山理名主演で映像化された。 2009年1月、『悼む人』によって第140回直木賞を受賞。 寡作で知られる。
また、文庫化の際に大幅に改稿することが多く(『永遠の仔』以降は少々の改稿に留めている)、山本周五郎賞を受賞した『家族狩り』は物語の骨組みや結論はそのままだが、登場人物などの設定や性格、途中発生する事件の描写などが大幅に変更されており、まったく別の作品に仕上がっている(このことについては、大ベストセラーとなった『永遠の仔』が強く影響しているらしい)。
作品リスト
『孤独の歌声』(1994年、新潮社)のち文庫
『家族狩り』(1995年、新潮社 ※2004年に増補改訂して新潮文庫)
『永遠の仔』(1999年、幻冬舎)のち文庫
『あふれた愛』(2000年、集英社)のち文庫 『あなたが想う本』 舟越桂画 講談社 2000
『少年とアフリカ 音楽と物語、いのちと暴力をめぐる対話』 坂本龍一 文藝春秋 2001のち文庫 『包帯クラブ』(2006年、ちくまプリマー新書)
『悼む人』 文藝春秋、2008
もともと脚本家だたんですね。「
包帯クラブ」はたしかカンヌ最年少男優の
柳楽 優弥君が主演でやって、話題のわりにあまり盛り上がらなかった映画(僕は洋画派なのでまだ見てません)ですが、プロフィールとか見ると内容は若者向けで読みやすいのかもしれませんね。まぁ、それでも僕は読まないと思いますけど(笑)、映画はそのうち見るかもしれません。
ついでに直木賞についてWikiによると
沿革
文藝春秋社の菊池寛が、友人の直木三十五を記念して、1935年(昭和10年)に芥川賞とともに創設し、以降年2回発表される。
授賞する作品は選考委員の合議によって決定され、受賞作は『オール讀物』に掲載される。第6回から、財団法人日本文学振興会により運営されている。第二次世界大戦中の1945年から一時中断したが、1949年に復活した。
2007年現在の選考委員は、浅田次郎、阿刀田高、五木寛之、井上ひさし、北方謙三、林真理子、平岩弓枝、宮城谷昌光、渡辺淳一の9名。選考会は、料亭・新喜楽の2階で行われる(芥川賞選考会は1階)。受賞者の記者会見と、その一ヵ月後の授賞式はともに東京會舘で行なわれる。
傾向
対象は新人による大衆文学作品であり、芥川賞とは密接不可分の関係にあると言えるが、新人賞としては事実上として芥川賞を上回る最高の権威となり[要出典]、また特に大衆文学の場合には直木賞受賞後文筆によって生計を立てるに充分な筆力が勘案されがちなこともあって、現在では実質的に中堅作家に対する賞となり、文学界の有望新人を発掘する為の賞としての機能は事実上喪失しているに等しい。
だがそれゆえに選考が慎重を極める事で、とうに著名な人気作家となってからいわゆる「遅すぎる受賞」となる者が多く、この点で議論が巻き起こる事が多いのも事実である。また、過去には、約30年のキャリアを持つ人気脚本家で、還暦を超えて作家活動に転ずるや時代小説界に一大センセーションを巻き起こした隆慶一郎について、「小説家としてのキャリアが短い」「まだ次がある」などと評して落としていたところ、作家活動実働5年で隆が急逝してしまい、授賞の時期を逸してしまったという例もある。
傾向として文藝春秋が刊行する小説に多く授賞している。また全体的に推理小説、SF、ファンタジーを活動分野とする作家が受賞しにくい傾向にあることは、昔から指摘されている。そのため筒井康隆が直木賞の選考を揶揄した『大いなる助走』を文藝春秋に連載したことがある。これにはそれらのジャンル小説に対する文学性の視点のほか、ジャンルそのものに対する選者の嗜好や理解度の問題がある。
こうして見ると直木賞とか芥川賞とか、素人目にはすごいイメージがありますけど、ようするに企業の戦略みたいなもので(漫画とかと比べてはいけないのかもしれないけれど)集英社の手塚賞や赤塚賞と似たようなもんなんですかねぇ。となると、あまり信用度は高くないのかもしれないかも。
本屋で"○○賞受賞!!"というポップにつられて買ってしまうと負けたような気がするので、スルーしてしまうのは僕だけでしょうか。結局、クチコミとか本屋によくある店員のオススメのほうがよっぽど信用できますよね。
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- 2009/01/18(日) 16:24:36|
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